大根の蟹あんかけ

大根の蟹あんかけ

気温35℃真夏のきょうの撮影は、寒い季節にぴったりな、しっかりうまみの染みた熱々の大根の煮物です。

蟹を贅沢にこんもりとのせて大根の煮物を華やかに変身させています。
蟹は体を冷やす食材なので、体を温めるしょうがを添えることでバランスを取りました。
料理のイメージとしては、木枯らし吹く中を帰宅してホッと一息ついてから食べる、暖かい夕食の一品です。
お上品にひとつしかお皿に盛りつけていませんが、お鍋にたっぷり作っておいて好きなだけおかわりできて翌日も食べられるようにしたいです。

☆作り方
大根は好みの幅に切り、厚目に皮をむいて、鍋に米をひとつまみ入れたたっぷりの水で竹串がスッと通るくらいまで下ゆでする。昆布とかつお節でだしをとり、酒、薄口しょうゆ、みりん、塩を加え、やわらかくなった大根を入れて味がしみ込むまでゆっくり煮る。最後に蟹を加え、だしにとろみをつける。

真冬に温かい食材を盛りつけるときはすぐに冷めてしまうので、先にだしを張って器を温めてから盛りつけます。お湯を別に用意して温めてもよいのですが、家庭料理ではちょっとめんどくさいかもしれません。
器を温めただしは鍋にもどし、盛りつけるときは新たに熱々のだしをよそいます。
温かさが続くと3割増しで美味しく感じられるから不思議です。