瀬戸内に春を告げる生茎わかめ

生茎わかめ

生茎わかめのごまと梅肉和え

まだコートが必要な日もありますが、海の中には一足先に春が来ているようです。
明石の海辺では、天然のわかめを刈り取る人がちらほらと。。

神戸の市場では、2月の中旬から生の茎わかめがざる盛りで売られています。
この時期にたくさん買って佃煮にしておくと、お弁当やちらし寿司の具としても活躍します。

生の茎わかめは、そのまま調理すると磯臭さが残るので、3時間~半日、たっぷりの水につけて塩抜きします。一口大に切って、さっとゆでて冷水にとります。ごまと梅肉であえるだけで、旬のおつまみの完成です。

熱湯に入れた瞬間の色の変化は鮮やかで、何度見ても楽しいです。
コリコリした食感と海の香りがうれしい生の茎わかめは、食物繊維が多く、体調を整えてくれるビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富で、体調を崩しがちな季節の変わり目にはぴったりな、春を先取りできる、この時期だけの食材です。もし見かけたら、ぜひ食べてみてください。