一般的なえだ豆にくらべると、見た目は茶色く無骨な丹波篠山の黒えだ豆。
ひと粒ひと粒が大きくて、味はしっかり甘く、ホコホコの食感で美味しい逸品です。
黒えだ豆は、春のたけのこや初夏のとうもろこし以上に出盛期が短く、「秋の恵みをいただく」と素直に思える食材です。栗のような甘みと食感ですが、何物にも例えられない個性があります。お正月にいただく黒豆を若いうちに食べるのですから、まったく贅沢な話です。
この頃は、食材で季節を感じることが歓びになりました。寒い冬がすぐそこまで迫っています。季節の変わり目は、旬の食材の力を味方につけて過ごしたいものです。