うまみと香り、昆布だしをとる暮らし。

昆布

昆布だし

おせち料理やお雑煮に欠かせない昆布は、中央卸売市場でまとめ買いしています。

羅臼、利尻、日高、真昆布など、長いままの立派な昆布が所狭しと積んであり、スーパーマーケットでは長い状態で売っていないので壮観な眺めですし、店主から昆布の話を聞くのも楽しみです。

昆布でだしをとる。一昔前までは当たり前だったことが、今では特別なことのようです。
北の冷たい海から揚がって干された昆布が、鍋の中でゆっくりもどされて美味しいだしになります。
澄んだ昆布だしは食材のうまみや香りを引き立てます。

昆布だしをとる習慣のない人に、一度やってみてと昆布をおすそ分けします。
ちっとも難しくないよ!考えすぎだよ!と声をかけながら。どうやら「沸騰させない」とか「ぬめりが出る前に鍋から取り出す」などのいろいろな注意点がハードルを上げているようです。

考えすぎて、構え過ぎて、決めつけていたらできないことがたくさんありますが、やってみたら簡単だった、やってよかったと思うことも多いです。今年は、やってよかったはじめてのことにたくさん出会いたいです。今夜も昆布を水につけてから休みます。明日のために!